鳳凰山登山コース(冬場)

 
積雪の状態
12月の初旬標高2000m近辺から10〜15cmの積雪
正   月標高1800mくらいから30〜50cmの積雪
2月の初旬標高1000m付近から積雪。多い場所で1m
3   月最も積雪が多い、約150cm
雪は北面や森林帯に多く、稜線の南面は20〜30cm位


登山コースの雪山グレード(危険箇所は雪崩、積壁、岩場の有無)
ルート名 体力 危険箇所 ルートの
分り易さ
グレード
御座石コースBBA冬山初級
ドンドコ沢コースBBC冬山初級上
中道コースCAA冬山初級
夜叉神コースBAA冬山初級
鳳凰小屋から地蔵岳AAA冬山入門
鳳凰小屋から観音岳BAB冬山初級
地蔵岳から薬師岳AAA冬山入門
広河原コースCCC冬山中級

登山コースの積雪状況

コースマップ
御座石コースマップ
鳳凰三山コースマップ

御座石コース
正月の頃は七合目の石碑がある辺り〜5〜10cmの積雪がある。 雪崩は燕頭山の先、 牛首のザレ場で発生したことがあるが、新雪の直後か2〜3日以内である。20〜30cm 以上新雪が積もった時は注意が必要。 2401メートルピークの登山道は、北側をまいているので積雪が多い。登山道が平坦になり、 沢の詰を3ヶ所トラバースする場所が雪壁状である。尾根に冬道もあるので、赤ペンキに 注意すれば分る。正月は鳳凰小屋のスタッフがトレースを付けます。

ドンドコ沢コース
鳳凰の滝から五色ヶ滝の森林帯は、夏道が雪で消え、赤ペンキを見失いがちである。正月 頃でも途中で引き返すパーテイが多い。さらに大きな沢を4ヵ所横切るが雪崩に注意。 ラッセルの体力とルートファインテングに自信の無い登山者は要注意。

中道コース
薬師岳東にのびる尾根の北側に登山道があるので雪は多い。 正月を過ぎれば通常だと薬師岳まで2日間はラッセルとなる。

夜叉神峠コース
危険な場所や迷い道は少ない。正月の頃は夜叉神峠を少し登ったところから積雪が見られる。 このコースは長いので積雪が多かったりトレースが無いときは一日で 南御室小屋に着けないことを計画に入れた方が良い。 雪が深くなるのは山火事跡を過ぎて森林帯に入ってから砂払いの間である。

鳳凰小屋〜地蔵岳
森林帯が、やや雪が深い程度で賽の河原あたりはほとんど雪がないことが多い。

鳳凰小屋〜観音岳
登山道は山の北面にあり雪は深い。正月以後は入らない方が良い。 丸一日かかって観音岳ということもあるので要注意。

広河原コース
高嶺から白鳳峠の間、高嶺直下の岩場をこなす技術、 峠から広河原に向かい雪原のルートファインテイング、 そして鉄梯子と岩場の処理技術が必要。 ザイルを扱えない人は入らない方が無難。

オベリスクの登攀
ルートは南面にあり、降雪直後以外に雪はないがクラックの中が凍っていることが多い。 ピーク直下1m辺りは、ロープが氷の中に埋もれていることもあるので要注意。
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鳳凰三山コースガイド
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