鳳凰小屋で見つけた3種の蝶をご紹介いたします

鳳凰小屋スタッフのこわたです!
本日は、鳳凰小屋周辺で観察できる3種類の蝶についてご紹介させていただきます。

1種類目は、”クモマベニヒカゲ “です。
高山蝶の1種で、3年という長い時間をかけて幼虫から成虫になります。1年目は、成虫が草に卵を産み、そのまま卵のまま越冬、2年目は幼虫となり再び越冬し、3年目にきれいな姿の成虫になります。
名前を漢字で表すと「雲間紅日陰」と書き、雲間は高山のことを表しています。
発生時期は7月下旬〜8月上旬頃。小屋の周りに咲いているお花や、湧き水がある沢で見つけることが出来ます。

近年、鳳凰小屋の周りには鹿が頻繁に出没して、多くの草花が失われており、蝶もこの食害の影響を大きく受けています。
クモマベニヒカゲの場合は、卵を産み付けて幼虫の食草にするスゲやイネなどの植物が鹿に食べられてしまい、繁殖がきわめて難しくなっています。
ここ2年間は全く姿が見られなくなっていて心配していましたが、今年は姿を現してくれました!

2種類目は、”キベリタテハ “です。
この蝶は高山蝶ではありませんが、標高の高いところに生息しており、休む際に翅(はね)を縦に折りたたんだ状態になるタテハ(縦翅)蝶の一種です。

翅の縁が黄色で、名前の“キベリ”はそこから由来しています。翅を広げると内側に青色の斑点があるのも特徴です。発生時期は8〜9月頃になります。

3種類目は、 “アサギマダラ”です。
翅の色がとても鮮やかで、木漏れ日に当たると水色の部分が透けて見えます。

この蝶は別名「旅する蝶」とも言われ、時には2,000km以上も移動することもあるそうです。春から夏にかけて北の涼しい場所へ移動し、秋になると暖かい南へ移動します。
見つけた時はとても優雅に舞っていましたが、驚異的な飛行能力を持っているとは驚きです。

以上、蝶のご紹介でした。鳳凰小屋にお越しの際は、お庭のお散歩がてら探してみてはいかがでしょうか?

文…鳳凰小屋スタッフ こわた
撮影…こわた・かなみ・青砥

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