ヤマネのちびっ子が登場しました。
先週8/4(金)、ヤマネが今シーズン初めて姿を現しました。
↑現れたのは談話室。見つけた途端、「お邪魔しました~。すたこらさっさ~」とばかりに窓から出て行ってしまいました。
ヤマネは、山に棲む天然記念物の生き物です。「森の妖精」とか「生きた化石(※昔から変わらないため)」などとも呼ばれます。
昨シーズンは気配を感じながらも、一回も姿を見掛けなかったので、今年は元気な姿を見れてひと安心しました。
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さて、仕事終わりの消灯後。「次はいつ会えるかなぁ」とのんびりしていると、お客様が従業員部屋のドアをコンコンとノックする音…。
「あちゃ~、おしゃべりの声が大きすぎたかな。お客さんごめんなさい」と思いつつドアを開けると、立っていらっしゃるのは男性の方。
「うちの奥さんの布団にネズミが出て、じっと座って動かないんです。何とかしてくれませんか?」
とのこと。
「じっとしてるネズミ?それは…」と思いつつ、そちらのお布団まで伺ってみると、小さな小さなヤマネが毛布の上に鎮座していました。
(なぜここを寝床に!?)
「このネズミが…」と怯える奥様に、「これはネズミじゃなくて天然記念物のヤマネですよ。ほら、背中にしま模様。シッポもふわふわです。とても珍しいんですよ。ラッキーでしたね」とご案内し、すぐさまヤマネを手のひらに包み込んで再び従業員部屋へ。
今年のスタッフは全員ヤマネを見るのが初めてで、「小さい」「かわいい!」と喜び驚いていました。
手乗りヤマネ その1
手乗りヤマネその2
のち、頭乗りヤマネになり、
そしてぼくの頭の上でうずくまって動かなくなりました(なぜそこを選んだの?笑)
10分後くらいに起き出して、頭をガジガジし始めたので(頭皮の危険を感じ、)窓から逃がして、この日はお別れとなりました。
まだまだ小さく、ヨチヨチ歩きのちびっ子ヤマネ。警戒心より好奇心が勝って、ぼくたち人間の前に姿を現したようです。
元気に育って、また姿を見せてくれるのを楽しみにしています。
(あおと)