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【開花情報 8/17】ホウオウシャジンが咲きました。鳳凰小屋周辺の花々を一挙にご紹介。

・ホウオウシャジン

今年もホウオウシャジンが咲き出しました。

鳳凰三山にしか咲かない花です。地蔵岳など稜線の岩場に咲いています。

特徴は、

①岩場に咲く

②細長い葉っぱ

③鈴のような、小さな紫色の花

です。

※ちょうど今日、鳳凰小屋前でも咲きました。ぜひご覧ください。

・ヤナギラン(とアサギマダラ)

鳳凰小屋前でヤナギランの花も咲いています。

以前は鳳凰小屋の周りを埋め尽くすほど咲き乱れていたヤナギランですが、ニホンジカの食害と水害により激減しました。

現在、韮崎市と地元山岳会白鳳会の協力により鹿柵を設置し、少しずつ数を増やしているところです。

・タカネビランジ

鳳凰三山の夏の風物詩、タカネビランジです。

南アルプスにしか咲かない花です。他の山では白花が多いですが、鳳凰三山では濃いピンク色の花をたくさん咲かせます。

・シラヒゲソウ

花の先端に白いヒゲが生えているので、シラヒゲソウ。ウメバチソウの仲間です。

沢地形の湿った土地を好むこともあって、なかなかお目にかかることの少ない珍しい花です。

つぼみの状態も可愛らしいです。

・キタザワブシ

鳳凰小屋の周りのトリカブトは、キタザワブシだと言われます。

私はいつもこの花を見て、「小屋のスタッフたちにやさしくしないといけないな」と気を引き締めています(笑)

・クロクモソウ

こちらも湿地を好む花です。線香花火のような星型?の花をつけます。葉っぱが雲のような形で可愛らしいです。

・ヤマホタルブクロ

ホタルブクロの高山型です。昔の子どもたちは、ホタルブクロの花を摘んで、中にホタルを入れて行燈(あんどん)代わりにしたのだそうです。

・オトギリソウとコゴメグサ

黄色い花がオトギリソウ。白がコゴメグサです。

オトギリソウは夜はしぼんで、日が当たると花を開きます。

コゴメグサは漢字にすると「小米草」。お米のような小さく可愛らしい花を咲かせて群生します。

・ヤマブキショウマ

・トリアシショウマ

↑見分けが難しい2種類です。

①ヤマブキの方が先に咲く

②トリアシの方が花がふわふわ

③葉脈の線の入り方が違う

という3点で見分けられます。(けっこうマニアックです笑)

・ヤマハハコ

よく見ると、かわいく細かい花の造形をしています。

・ミソガワソウ

湿地を好む花です。たくさん生えるので、鳳凰小屋では雑草扱いの憂き目に遭っています。

・カイタカラコウ

この花も湿地を好みます。そろそろ終わり頃です。

・ミヤマアキノキリンソウ

夏の後半になると鳳凰小屋の庭にたくさん咲きます。

・キオン

昔はいくらでも咲いていたのですが、ニホンジカにほとんど食べられてしまいました。黄色い花にクモマベニヒカゲ(高山蝶)がよく止まっていたのですが…。

・ミヤマコウゾリナ

以上です。

他にヒメシャジンやセンジョウアザミなども咲き出しています。

ホウオウシャジンはこれからが見頃になるので、ぜひご覧になってください。

(あおと)

カテゴリー:花と植物

2 comments

  1. みき

    そろそろ秋のお花へ移り変わっていきそうですね。今シーズンの営業はいつまででしょうか?

  2. あおと

    みき 様
    お返事遅くなりました。
    今シーズンは、10月三連休(7-9日)までは確実に営業しております。その後は諸事情により、休業になる可能性が高いです。
    近日中にはいつまでの営業になるか、ご報告できるかと存じます。よろしくお願いいたします。

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