すけすけの羽根で優雅に舞う姿はまるで初夏の妖精。ウスバシロチョウ、今が見頃です。
ウスバシロチョウはアゲハチョウのグループの蝶。
御座石温泉の近くでよく見られます。
食草はケシ科のムラサキケマンやヤマエンゴサクで、アルカロイドの成分を持つ毒草です。したがってウスバシロチョウにも毒があり、小鳥に襲われる危険が少ないのでひらひらと優雅に飛んでいます。アサギマダラも毒草で育つから同じ様に飛んでいます。
この蝶は変わった習性があります。繭(まゆ)を作る事と、雌は一度しか交尾出来ないように交尾後に雄が分泌物を出して雌に蓋を作り他の雄と交尾が出来ないようにする事です。
細田倖市