甘利山から強者、登場。
昨日、お泊まりのサエグサさんです(写真左)。
韮崎駅~甘利山~千頭星山~大ナジカ峠~苺平~薬師岳~観音岳と歩いて、鳳凰小屋までいらっしゃいました。
ルートがこの時期にしてはマニアックなので、ちょっと強者感が伝わりにくいかもしれませんが、
千頭星山~苺平は、ノートレース(踏み跡なし)。特に苺平直前のトラバースは、腰まで埋まる猛ラッセルが続きます。
道無き道を一人切り拓くのが大変でもあり、春山の醍醐味でもある。そんな滋味深いルートです。
しかも韮崎駅からロードを歩いた後、荷物もしっかり持っての達成はお見事。
私も四十貝山(しじっけぇやま)という超マニアックな山を登った時にその部分を通りましたが、苺平についた途端、トレースが踏み固まり高速道路に乗ったかのような安堵感と達成感を覚えたことが鮮明に記憶に残っています。
(カモシカの子ども2頭が、こちらに気づかずズドドドドッと突進して来て、あわやぶつかりそうになったりしたのもこの山行だったなぁ。)
ちなみにサエグサさんは、今朝地蔵岳で日の出を見て、あっという間にドンドコ沢コースを下って行きました。
朝方は雪がしまっているので、踏み抜きもほとんど無かったことでしょう。
(※ただし、日中はめちゃくちゃ踏み抜きます。今年は開通が遅いので、誰か早く開通させてくれないか、というのが小屋番の正直な気持ちです。)
鮮やかな山行、お疲れ様でした。また機会があったら、のんびり遊びに来てください。
(チーフ)