【登山道情報】登山道の雪は無くなりました。 ~有志の方に登山道を整備していただきました~
【登山道情報】
・6月に入って雨が降り、登山道の雪はすっかり解けました。もう装備の心配はありません。
・御座石鉱泉~青木鉱泉の近道(白樺林)を整備しました。ピンクテープを追いかければ、安全に通れます。所要時間は40分程度です。
・燕頭山コース(御座石鉱泉~鳳凰小屋)の登山道を、有志の方がボランティアで整備してくださいました。
以下に紹介します。
(↑千葉さんが燕頭山コースから撮った北アルプス白馬三山)
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梅雨に入りました。雨が続き、登山道は崩れやすくなる季節です。
(↑ドンドコ沢コース、鳳凰小屋付近)
特に鳳凰三山の花崗岩(かこうがん)は、風化していて結合がもろく、とても崩れやすい特徴があります。
(地蔵岳のオベリスクは、丈夫な部分が残ったものです)
さらに近年は、ニホンジカが草を食べ尽くし、その地面に強い雨が降るので、登山道の崩壊がとみに進んでいます。
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そんな崩壊した登山道に、目印のトラロープを設置してくださったのは、神奈川県の大熊さん。
崩壊地を安全に避けるように、トラロープで誘導してくれています。
特に崩壊が大きかった箇所では、崩壊した登山道を通行止めにし↓(旭岳9合目)
巻道を作ってくださっていました。↓
※先日の下山時に、この箇所をマイナーチェンジを加え、
旭岳9合目の石碑(昭和8年設置‼️)の横を通る、超クラシックルートとして、つなげさせてもらいました。
今後、多くの方が踏み固められ、数ヵ月後にはしっかりとした登山道になると思います。
大熊さん、ありがとうございました。
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また崩壊・崩落まで行かずとも、登山道の地面は雨に削られ、少しずつ段差が大きくなっていきます。
その段差を地道に整備してくださっているのが、常連の千葉さんです。
石による整備↑
木による整備↓
他にも多数。
平日は町で別のお仕事をしながら、毎週末は鳳凰に登って来ては、道すがら整備をしてくださっています。
段差を一つ一つ消していくのは、時間と労力のかかる、とても地道な作業。
お客様の登り下りが楽になるのはもちろん、歩荷で重い荷物を背負うスタッフにとってもありがたい限りです。
いつもお疲れ様です。ありがとうございます🙏
(チーフ)