初めての小屋番(6月5日)
写真は「いくらあっても足りないだろうから」と、消毒液をお持ちくださった清水さんパーティーです。
そう、いっくらあっても足りません!!
畳やテーブルがびっちゃびちゃになるくらい消毒し、指紋がなくなるほどに手洗いしていますw
わざわざ重たいものをありがとうございました!!
大切に使わせていただきます。
次回は是非お泊まりでお越しくださいね。
さて、この週末営業は初めて小屋番を任された緊張の週末でした。
数日前から一日の流れが頭の中をぐるぐるぐるぐるして寝付けません。
なので、一日早く金曜日の午後から小屋へ入ることにしました。
オーナーから鍵を預かり、いざ。
登山中はしっかりと雨に打たれて全身ずぶぬれ。
到着後は震えながら着替えを済ませ、大急ぎで炬燵を準備しているとすぐに眠たくなりました。
明日は晴れるかな。
そして、ちゃんとやれるんだろうか…。
05:00に起き出し窓を開け、布団をセットしていると見事な青空が広がりました。
こんな日は、いつも日帰り登山者が早い時間から登ってきます。
やるべき事を頭の中で箇条書きにして一つ一つ丁寧に消化していきます。
うん、なんかこういうのって気持ちいいな。
ところが、こんなにも晴れているのにお客様の少ない週末でした。
あまりの静けさに少し不安になっていると千葉さんが登場。
いつもの顔にほっと一安心です。
さあ、次は何するんだっけ。
実はほとんどの作業を終えてしまっていたため、やることが無いのです。
こういうのって、一番不安になりませんか・・・?
おもったよりも順調に、全てのお客様が到着されました。
最大の鬼門だったカレー作り。
ちょっと多く作りすぎちゃいましたが、たくさんお代わりしていただいて助かりました。
談話室の雰囲気もいつもの感じ。
うん、良かった。。。
以前は普通に150人ほどのお客様を迎え、テント場も営業していました。
コロナ禍になってからは多くても50人ほどまでに制限してはおりますが、決まった作業以外にも数多くの仕事が山小屋にはあるのです。
山小屋の生活って大変だぁとしみじみ。
そしてオーナーをはじめ、諸先輩方はやっぱり凄い!
その昔は450人も泊まったとか!?(1枚の布団に4人w)
週末営業のため小屋を閉めて下山します。
登ってきた時に撮影しておいた写真を頼りに道具を所定の場所へと戻します。
窓、ガス、施錠、、、何度も何度も確認しました。
そして08:00、気にならない程度の雨の中を下山開始。
二時間切りで駆け下り、オーナーに鍵を渡すと『おつかれさま』。
ようやく肩の荷が下りました。
これまで何度もやってきた小屋番のお手伝いでしたが、任されるとなると異次元の体験でした。
この経験を生かし、これからも諸先輩方が作り上げてきた鳳凰小屋を盛り上げて行きたいと思います。
週末お越しくださった皆様方、大変ありがとうございました!
鳳凰小屋(小池)