3月の仙ノ倉山北尾根に行ってきました(前編)
※新型コロナの影響でお休みの間に、過去の山行記録を上げようと思います。
まずは日光白根山の後、3月中旬に行った谷川連峰、仙ノ倉山北尾根です。
※日光白根山の記事はこちら↓
http://blog.houougoya.jp/?eid=1214866
【仙ノ倉山北尾根】は、雪稜の名ルートとして名高いバリエーションルートです(一般登山道ではありません)。
普段は深いヤブに包まれており、豪雪がヤブをおおい隠す時期にだけ歩くことができる積雪期限定ルートでもあります。
今回の相棒は田口さん。(写真は@小出俣山山頂にて)
いろんな山小屋で小屋番をしながら、世界の高峰に挑戦している山男です(会ったことのある方も多いかも)。今夏も昨年に続き剱岳の早月小屋に勤務予定なのですが、山小屋の営業もコロナの影響でいつになるやらです…。
◆それではスタート!
さて、気を取り直して出発です。車を土樽駅付近に停め、高速道路の高架をくぐって林道に入ります。
例年なら林道に入った瞬間からラッセルが始まるらしいのですが、今年は標高の低い所の雪が少なかったので、ツボ足(何もつけず)で行きました。
夏場の駐車場&ゲートあたりまで来ると、仙ノ倉山北尾根のルートを見渡せます。
昨秋の台風の影響か、登山道が崩れている箇所がありました。ここ数年、登山道の崩壊が加速度的に進んでいます。
その後、渡渉(小川を渡り)と少しばかりのラッセルを経て、群大仙ノ倉山荘に到着!
地元の方は「群大ヒュッテ」とも呼ばれているようです。
雪が深くなってきたので、ここでひと息ついて、ワカンを履きました。
◆小屋場ノ頭の急登
橋を渡って、お次は小屋場ノ頭(1,182m)を目指します。(↑のピーク)
「この辺りかな」というところからテキトーに取り付きます。取り付いてみたら、目印を発見。地元の方かな。
小屋場ノ頭への登りはかなりの急登です。おかげさまでずんずん標高が上がります。
右手にはタカマタギ~日白山の稜線が美しいです。こちらも積雪期限定の山で、ぜひそのうち行ってみたい山です。健脚者は平標山(たいらっぴょうやま)まで縦走すると聞きます。
急登を終えて…
小屋場ノ頭に到着。遅いスタートだったので、ここでテントを張りました。
数日前に来た方が雪のブロックを積んでくださっていたので、ありがたくヤドカリしました。
次回は写真正面のスノーリッジを抜けて、仙ノ倉山山頂を目指します。
アオト