鳳凰小屋危機一髪 ~台風19号で一変した景色~
今回の台風19号では小屋前の沢が増水して決壊。あわや小屋が流されるところでした。
10:45 大雨で普段はちょろちょろとしか水の流れない沢が増水。橋が濁流に呑まれてしまいました。
倖市さんの話では、「土石流が来る前には、①沢がえぐれた土で黒く濁り、②倒れた木々の香りが風に乗ってかおってくる」とのこと。その兆候があったため、スタッフはこのあたりで別館へと避難しました。
14:30 ゴォーッという轟音とともに、ついに上流が決壊。落ち着いた後に行って見ると、見たこともない大岩がゴロゴロと転がっていました。
17:00 その後も降り続く雨。轟音は幾たびか鳴り響き、次々と大岩が流れて来てはゴツッと鈍い音でぶつかり、積み重なっていきました。
台風一過の翌朝。テラスの奥にあった花畑は流され、岩で埋め尽くされていました。
中には倖市さんの背丈より大きな岩も。
あと1~2回大きな鉄砲水が来ていたら…。鳳凰小屋にも届きそうな危機一髪のところでした。
自然のあまりに大きな力を前に、人の力のささやかさを思わずにおれない、そんな一日でした。ともかくもひとまずの無事に感謝するばかりです。
アオト
無事で良かったですね。登山道の情報は落ち着いてからお願いいたします。水場の場所は少し変わるのでしょうか?
倖市さん・スタッフの皆さん、そして小屋も無事で良かったです。ずっと昔、小武川の氾濫で一帯の様子が一変していたことを思い出しました。御座石手前の河原もひどい状態でした。幸いその時も鉱泉(まだ木造平屋の頃です)や小屋は無事でしたが。
ご無事で何より。
おーこれはすごい。水場流されなくてよかったですね。
普段は砂の補充場所程度にしか認識してないけど、沢路があるということは降ればやっぱりこうなるんですね。
とりあえず中央道治り次第一度遊びに行きます
ヒロさん
ありがとうございます!以前もコメントくださったヒロさんでしょうか。もしそうでしたらお久しぶりです。
登山道情報はブログにあげておきました。水場の場所は変わらぬままです。
Sasaki先生
御座石でもすぐ前の沢で岩と岩がぶつかり合って火花を散らしていたそうです。嵐の中御座石に閉じこもったり、西平の方まで避難したのを思い出したと宮子さんや陽子さんも仰っていました。
自然のチカラは想像をはるかに超えて大きなものでした。
ナカガワさん
ありがとうございます!おかげさまで無事でした。
※広河原のナカガワさんでしょうか?
なべちゃん
了解!一刻も早い開通を祈ってます。