虫たちの夏は遠く
鳳凰小屋と言えば、知る人ぞ知る虫屋さんの聖地。
イケダイや、
ツカモトイをはじめ、とても珍しい虫(虫屋さんの間では「ド珍品」と呼ばれます)がこの山にはたくさんいます。
7月中旬はそういう虫たちが一斉に現れる時期なのですが、今年はまだ全くと言っていいほど姿を見かけません。
ミヤマカミキリモドキ
(他の山々では見つけるのがきわめて困難ですが、鳳凰小屋周辺では誰でも見つけられます)
原因は、梅雨による短い日照時間。例年よりも晴れ間が少ないので、虫たちが活発に動き回るような温度にならないようです。
逆に「陽の光がしっかり差すようにさえなれば、一斉に虫たちが動き出す」というのが鳳凰の虫博士、倖市さんの見解です。
クジャクチョウ
(クジャクのような彩やかな紋様が特徴です)
今年も虫屋さんたちがコタツを囲んで虫談義をされる。そんな日が待ち遠しい今日この頃です。
※イケダイとツカモトイは昨年。ミヤマカミキリモドキとクジャクチョウは今年の写真です。
アオト