トリカブトと附子

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キンポウゲ科の猛毒植物、トリカブト。鳳凰小屋の周りに咲くものはキタザワブシと呼ばれる種類のものです。ブシ(附子)とはトリカブトの塊根のことを指しており、ここにニコチン、カフェイン、モルヒネ、コカインなどと同種のアルカロイド系毒素を含んでいます。
姿形をそのまま捉えてトリカブト(鳥兜)と名付けられていますが、この紫色の部分が総て萼片だったことをご存知だったでしょうか。これを西洋では騎士の兜でHelmet flowerだとか、修道士の頭巾でMonkshoodだとか呼んでいるようで、珍しく命名の発想が西洋と同じ。
ぶす【附子】(出典:大辞林)
狂言の一。外出する主人に毒薬附子の番を命じられた太郎冠者・次郎冠者は、それを砂糖と見破ってなめてしまう。そのあとで主人の大切にしている掛物を破ったりして、主人が帰宅するや、貴重なものを損じたから死のうと思って毒を食べたと言い訳する。
筆|カタクラ

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