ホーム > ブログ > 未分類 > タカネグンナイフウロ

タカネグンナイフウロ

14663160048920.jpg
タカネグンナイフウロ(高嶺郡内風露)が小屋前に咲いています。
グンナイフウロの高山型です。グンナイとは、郡内地方=山梨県東部の大月・都留あたり(戦国時代の小山田領)のことを指します。ここが最初の調査発見地だったのでしょう。
フウロといえば、北アルプス方面でよく見かけるハクサンフウロを思い浮かべる方も多いと思いますが、こちらとは見かけたときに受ける印象がちょっと違う気がします。
この印象をもし(やや男性視点の)恋にたとえるならば、ハクサンフウロは子どもの純情な恋、タカネグンナイフウロはちょっぴり大人の淡い恋といったところでしょうか。
ふんわりした、わかりやすい可憐さと稜線で風に揺られる姿から誰が見ても「あの子かわいい」「守ってあげたい」と見とれるハクサンフウロ。
対して、タカネグンナイフウロ。一目見ると、「かわいい…」「きれい…」「かっこいい…」となりかけますが、ちょっと付き合ってみると微妙にかみ合わないところも出てきて「しっかりした人だけど、なんかちょっと違うかも…」となり、しかしさらに付き合っていくと「いやでもやっぱり好きだなぁ」となりつつも、意を決して告白するには至らず…。そんな微妙な距離感を強いられる花です。
みなさんがどう感じられるかは鳳凰小屋前にてぜひご確認ください。ちなみにぼくは好きな花です(^^)
筆 アオト

カテゴリー:未分類

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA