扉
開け放たれた扉。
石楠花広がるフカフカの森、扉へ誘う道が苔の中をひっそりと。苔を踏まないように下を向いて息を切らしていると、光と微かに空気の違う風が顔を撫でて通り過ぎて行くんだ。あれ?
ポ~ンと抜け出たそこには全く別の生命が蠢く世界がお出迎え?いや!僕を警戒して、じろりと観察されてるような気配さえ感じるんだ。1つ1つに挨拶をしながら進んで行くと、水の音が心地よいこと♪さっきまでの土と樹の香りは何処へ?そんな事を考えてる間にも誰かが背中をグイグイと押してきて、辿り着いた場所には知らぬ水と樹の楽園が広がってるんだ。
今年はこの場所で紅葉を独り楽しみたいな~天気が良ければ、滝上に稜線と真っ青な空が広がっていて、一日中でもごろごろ出来る場所なんだ。
今年の紅葉はどうだろ?遅刻して、息を切らしてそろそろ飛び込んでくるんだろうか、どんな出会いなのか、1日1日が楽しみ♪