ニホンヤマネが現れました。
天然記念物のニホンヤマネです。先週末の6/7(土)、別館の客室に現れました。
ヤマネは、その大きさから時々ネズミと間違われることがありますが、ネズミとは違う生き物で「げっ歯類ヤマネ科」に分類されます。①背中の黒いしま模様と、②ふさふさのしっぽが、ネズミとの見た目の大きな違いです。
ニホンヤマネは「生きた化石」とも呼ばれます。約50万年前の化石が見つかっているそうですが、その頃と生態や姿がほとんど変わらないのだそうです。
ヤマネには盲腸が無く、歯も弱いので、リスやネズミのように固い木の実をかじって消化することができません。そのため、昆虫や花など柔らかいものを好んで食べます。
ニホンヤマネは一年の半分を冬眠して過ごし、気温が10℃くらいになると冬眠から目覚めて動き出すのだそうです。最近の鳳凰小屋の朝の気温がちょうど10℃くらいだったので、このヤマネは動き出したばかりだったのかもしれません。
臆病な性格でいつもはすぐに逃げ出してしまうので、こんなに人懐っこく、のんびりゆっくり触れるのは珍しいことです。
撮影者はご宿泊の竜真さん。今年もヤマネの姿を見られて安心しました。貴重な動画をご提供いただきありがとうございました。
(アオト)
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