「山の写真の撮り方」

こんにちは。新しく長期スタッフとして入りましたカワシマです。
先週ヘリの荷揚げも終わり、小屋開け作業も一段落といったところでしょうか。のんびりと過ごす時間もできてきたところで、鳳凰三山縦走に行ってきました。
山に行くのも仕事の一環だからと、写真を撮ってくるよう頼まれていたのですが、ソロ登山で写真を撮ってくることは案外難しい。花が好きだとか、動物が好きだとか、一緒に歩いている人が好きだとか(なんと素晴らしいことか!)、好きなものが明確にある場合は、飽きること無く撮り続けられると思うのですが、「山」が好きとなると話は違ってきます。
赤抜沢ノ頭から見た白峰三山、観音ヶ岳から見た白峰三山、薬師岳から見た白峰三山、どれもそれぞれ違った角度から見ているので、違った景色となっているはずですが、そう何枚も写真を撮れるものでしょうか。あるいは僕の情熱が足りないだけか。結局撮ってきたのが、この一枚。
写真を撮ってきて思ったことは、「自分が登っている山の写真は撮れない」ということ。オベリスクのような象徴的なものは撮れますが、今いる山の全体をフレームに収めることはできない。鳳凰三山の写真を撮るにはどうすればいいか。向こうの山に行くことです。次は、北岳か、甲斐駒ヶ岳か。
(カワシマ)