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2025年スタッフ募集

募集期間

 GW:4月25日頃〜5月6日頃 募集終了
   ※夏〜秋(の週末)に手伝いに来れる方、歓迎です。
 長期:7月中旬〜11月中旬(期間は応相談)
 短期:7月中旬〜8月下旬

  ※調理・大工仕事ができる方、歓迎します。

年齢

 18~40代まで

募集人員

 男性2名 女性2名

日給

 9,000円~(食費不要)

ご応募・お問い合わせ:鳳凰小屋連絡所 Tel 0551-27-2466 (8時〜19時)

このページでは、「鳳凰小屋がどんな山小屋か」まとめています。
鳳凰小屋スタッフに応募する時の参考にしてください。

鳳凰小屋について

 鳳凰小屋は、南アルプス北部、鳳凰三山(山梨県)にある森に囲まれた山小屋です。小屋の近くを沢が流れ、せせらぎや鳥の声が自然のBGMです。

 鳳凰小屋から1時間ほど登ると稜線です。特に地蔵岳の岩(オベリスクとも呼ばれます)は、鳳凰三山の象徴で、この景色を見るために毎年多くの登山者が訪れます。

クラシックな山小屋です

 鳳凰小屋は、山小屋の中でもクラシックなスタイルの山小屋です。できるだけ電気やガスなどの燃料の使用を節約して、自然の中にあるものでやりくりする運営方法を取っています。

 その一例がこちらの写真です。これは細田倖市オーナーが薪(まき)を燃やし、やかんのお湯を沸かしている様子です。今はどこの山小屋もガスコンロでお湯を沸かしますから、鳳凰小屋でしか見られない風景です。やかんで沸かしたお湯は、ポットに入れて調理用やお茶用として使っています。

 薪の燃え残りも無駄にはしません。薪が赤々となったタイミングで取り出し(この状態を「燠」(おき)と言います)、掘りごたつの中に入れて、その火で暖(だん)を取ります。遠赤外線で身体中が暖まるので、寒い時期でも掘りごたつの中はぽかぽか快適です。

お客さんとよく話します

ランプの灯りのもと、掘りごたつを囲んで

 鳳凰小屋は、お客さんとよく話します。ご宿泊のお客さんはもちろん、テント泊のお客さんや日帰りで通り過ぎていくお客さんにもよく声を掛けています。遭難を防ぐという意味合いもありますが、そんなふうに自然と会話を交わすのが山小屋らしいと思っています。
 時には談話室のこたつをお客さんと一緒に囲んでおしゃべりをすることもあります。内容は、登山道や天気などの山の話もあれば、山と関係のない話題になることもあります。町では出会うことがないような様々な年齢層、様々な職種のお客さんとお話できるのは楽しく貴重な経験です。なお、話し上手である必要は全くありません。

登山経験が無くても大丈夫です

 鳳凰小屋のスタッフは登山経験が無い方も歓迎します。女性スタッフは、「普段は山登りをしないけど、自然の中で過ごしてみたくて来ました」という人も多いです。登山経験が無ければ山小屋という環境を新鮮な気持ちで楽しめるという良さもあります。必要な知識や経験は働きながら身に付けることができます。安心して申し込んでください。

こんな仕事をしています

鳳凰小屋スタッフの主な仕事は、ご宿泊・テント泊のお客さんのお世話です。

午前…お客さんの朝食の準備、宿泊棟の掃除・お布団のセット
午後…受付・部屋案内
夕方…夕食準備・配膳・片付け、簡単な掃除

この他、売店でのお客さんの対応とスタッフの食事準備・片付けがあります。これが毎日の仕事です。

これ以外に毎日ではないですが、定期的に行う仕事があります。

雪かき
春限定。この写真は小屋の前に飲料水を引くため、水源を掘っているところです。
歩荷(ぼっか)
ヘリコプターが飛ばない時期に、小屋まで食料を担ぎ上げる大切な仕事です。
男性スタッフはもちろんのこと、女性スタッフも歩荷を体験できるのが鳳凰小屋です。

登山道整備
倒木を片付けたり、登山道が崩れた時に迂回路を作ったりします。

ペンキ塗り
天気のいい時期やお客さんの少ない時期を選んで小屋のメンテナンスをしています。

山小屋の規模が大きいとどうしても分業制になってしまいますから、こうした山小屋の運営にかかわる仕事をひと通り体験できるのも鳳凰小屋のいいところだと思います。

仕事は忙しい?

 週末や連休など天気がいいと鳳凰小屋はお客さんでにぎわい、とても忙しくなります。代わりに平日や雨の日などはのんびり過ごしています。小屋の周りでひなたぼっこしたり、稜線まで景色を見に行ったり本を読んだり、楽器を演奏したり、絵を描いたり、木工をする人もいます。
 山の中ですので、天気のいい時にしかできない仕事もたくさんあります。作業のできる時にはしっかり作業をして、雨の日など作業ができない時にはのんびりする。そんなスタイルで山小屋を運営しています。