アコンカグア12日目NO.3~異変~

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インデペンデンシア小屋へ向かうツアーの列。彼らのペースはそれで本当に間に合うの?と思うくらい緩やかだ。
《C3コレラ→白い岩の休憩所→インデペンデンシア小屋へ》
C3コレラから上を仰ぐと、アコンカグアの手前に白い岩が目に入る。ここがC3から上で最初の休憩ポイントになる。
日の出を迎え、背後の山々が朝日に照らされた頃、ぼくたちはそこへたどり着いた。
この頃からぼくの体調は悪化し始めていた。岩陰に腰を下ろし、テルモスを取り出してお湯を飲む。たったそれだけの行為がひどくおっくうで、何分もかかってしまった。
休憩を終えて再び歩き出したが、一歩一歩が異様に重く、すぐに息切れしてしまう。疲労だけでは説明のできない異変が身体に起きていることはたしかだった。
胃がむかついて気持ちが悪い。今考えれば、6,000mの薄い酸素と寒さのせいで、ベルリン小屋で食べた赤飯を消化できなくなっていたのだと思う。わずか1パック弱を口にしただけだが、身体には想像を超える負担がかかっていたようだ。そんな状態で、ジグザグ道を直登したことも、さらに拍車をかけたのかもしれなかった。
休んでも体調が一向に良くならないので、とっきーくんに先行してもらい、ひたすら後ろをついて行くことになった。
すぐに焦れったくなるぼくと違って、彼は決して急がない。着実に一歩一歩を刻んでいく姿は、さすがワンダーフォーゲル部の部長だ。
すぐそばを歩いているツアーの様子を見ていても、2~3秒に一歩くらいのペースでゆっくりと進んでいる。この標高では、そのくらいが適切なペースなのかもしれない。
この時点で標高は約6,200m。まだまだアコンカグアの山頂ははるか彼方だった。こんな調子で自分は本当にアコンカグアを登りきれるのだろうか。そんな思いが頭をよぎった。
アオト

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