へっぴりごしの涙

こんにちは*
少しずつ紅葉も深まり、朝は霜が降りる日が続き、寒さが一層増してきた鳳凰小屋です。
そんな鳳凰小屋では毎年男女関係なく、働く者は20~30キロ以上の重さの荷物を荷揚げすることが、仕事の一つとなっています。
例年とは比較的少ない頻度で歩荷が行われている今年、ようやく私も先週の15キロ程の荷揚げを終え、今日本格的な歩荷をしてきました!
その重さ32キロ!!!!
プラス食料。
はじめ背負子を背負おうとした時点で重すぎて背負えず、手を貸してもらってようやく立ち上がれた始末。不安になり、これは厳しいと内心思いながらも意地っ張りな私は無理矢理登山道へと向かったのでした。
歩きだしてすぐ、案の定重さに体が耐えられずグラグラ。
ようやく重さに慣れてきた頃には、背負子の肩の部分がこすれて痛くなり、それを防ぐため荷物を背中に乗せて歩いていくと今度は腰が痛くなり、、、これが本当の歩荷なのかと身を持って知ることになりました。笑
なんとか日が暮れるまでには到着したいと思いながらひたすら歩いたものの、結局間に合わず。途中まで迎えに来てくれた小屋番に後ろで見守られながら、朝6時に出て着いたのが夜の7時半。
トータル13時間かけて、ようやく小屋に到着したのでした。
着いてオーナーの顔を見た瞬間にホッとしたのと心配かけて申し訳無い気持ちと、あまりにも時間がかかって情けなく悔しい気持ちと、それでもなんとか辿り着けた達成感からの感動で、恥ずかしながらも子供のように涙をボロボロ流して泣いてしまいました。
写真はまさにその瞬間です。
なんとまぁー、今見返しても本当に恥ずかしいです。はい。笑
でも本当にしんどいとき、ふと見えた南アルプスの雄大な景色も、夕方遠くに見た真っ赤に染まる夕焼けや韮崎の夜景があまりに綺麗だったことも、重さで肩や背中がこすれて痛くなって亀みたいに前傾姿勢になりながら歩き続けたことも、途中足がつってたたきながら、なんとか自分を励まそうと色んな応援ソングを歌ったことも、全部全部忘れられない記憶として残るんだろうなあ。*
あんなに苦しくてしんどくて、心の底から感情が湧き立って、鼻の穴が全開に膨らむ位の達成感と感動を味わったのはこれが初めてです。
こんな貴重な経験を日々出来る場所で働かせていただけて、日々指導してくださるオーナーや小屋の仲間にはただただ感謝です。
小屋で働くのもあと数週間。
鳳凰に来てくださったお客様が少しでも笑顔になれるよう、自分に出来ることを今より少しでも多く尽くしたいと思います。
10月の連休明けまでいますので、鳳凰に、そして鳳凰小屋に、みなさん是非遊びに来てください^ ^!
そのときは精一杯のおもてなしと笑顔で迎えさせていただきます。*
お待ちしています。
栗田
お疲れさま。
Mに見せたいですわ、この文章。
あの道で32kg歩荷するのは、本当に大変だと思います。
身体を労ってくださいね♪
田口
お疲れ様でした。
この文章を読み、涙が出ました。
13時間もの道のり、色んなものを乗り越えましたね。
私も先日テントを担いで鳳凰三山にお邪魔しました。寝不足と疲れとザックの重さでしんどくてしんどくてやっとの思いでたどり着いた時、小屋のオーナー?にお疲れさん!長かっただろー?しんどいよな?!って優しく声をかけられ、それだけで嬉しさとか安心感とか満足感で満たされたことが心に大きく残っています。
鳳凰小屋、鳳凰三山での時間は私にとってかけがえのない宝物となりました。
二度と来るか、と思うしんどさがあったにもかかわらず、いつかまた戻りたいと思ってしまう、そんな場所です。
栗田さんの涙や笑顔やその経験がそこを訪れる人のチカラになるのでしょうね。そしてまたあなたに会いたいと願うのだと思います。
本当にお疲れ様でした。
長文失礼しました。
思わずあなたの美しさに感動しコメントさせていただきました。
私も何も歩荷してないのに、
泣けてきました。
先週小屋宿泊予定だったのに、台風でキャンセルしてしまい、
今は、鳳凰小屋に行きたくてしかたありません。
頑張ってね。^_^