鳳凰小屋の花便り
毎日じめじめとしていて嫌になりますが花にとっては潤いの季節です。
今回は御座石ルート、小屋まわり、稜線の花達をご紹介させていただきます。

ギンリョウソウ(銀竜草)、別名はユウレイダケ。
ゴキブリを介して増えるなどの興味深い説があります。

カモメラン。
御座石ルートのカモメランはいよいよ終盤です。
6月26日には1株しか見つけることができませんでした。

ミヤマカラマツソウ。
モミジカラマツソウと似た花をつけますが葉っぱが異なります。
山の花を撮影するときは葉が識別ポイントの一つになりますので忘れずに撮りましょう。
私もよく「あれれ?」ってなります。。。

イチヨウラン。
旭岳九合目付近でひっそりと咲いていましたが、週末まで残っているでしょうか・・・。
また来年!!


サルオガセ(猿尾枷)。
花ではありませんが、燕頭山が近づくと木からぶら下がった彼らを目にするようになります。
なんでも中国では食用にするんだとか?
茹でて食べた友人によると「まっず」だそうです。
なお、静岡の千頭地区では「天使の衣」、井川地区では「山姥の陰毛」と呼ばれているようです。
ずいぶんと扱いが違いますねw

コイワカガミ。
この時期は登山道から稜線上までいたるところで見ることができます。

ミヤマカタバミ(深山片喰)。
ひっそりとした、とても雨の似合う花です。


オサバグサ。
待ちに待ってたオサバグサです!
鳳凰小屋から40分ほど手前の登山道脇で見ることができます。
オサバグサは檜枝岐村の帝釈山が有名ですよね。
私もこの花が大好きで、以前は毎年のように通っていました。
細田オーナーもこの花が大好きなんですって。
花期は短めなのでお早めに。


さて、ここからは小屋周辺の花情報です。
キバナノアツモリソウ。
こんな姿をしておりますが食虫植物ではありません。
鹿の食害からこの花を守るため、スタッフたちは毎年早い時期から一生懸命ネットを張ります。
今年も無事に咲いてくれて一案安心。
蕾がたくさんありましたので、まだしばらくは楽しめると思います。

ミヤマハンショウヅル。
深山に生え、花の形が火事の時に鳴らす半鐘に似ていることからこの名が付きました。
花が咲くのはもう間もなくです。

タケシマラン。
ランと名前がついておりますが実はユリ科の植物で、絶滅危惧ⅡI類に分類される貴重な花です。
大きな葉の下に小さな小さな花を咲かせています。
見つけにくいと思いますのでスタッフまでお尋ねくださいね。

タカネグンナイフウロ (高嶺郡内風露)。
発見地である山梨県東部の郡内地方に由来して名付けられました。
高山植物を代表する比較的どの山でも目にすることのできる花ですね。
小屋周りでは最初の一輪が咲きました。

ミヤマキンバイ(深山金梅)。
こちらも高山植物の代表格の一つで、花言葉は「幸せ」です。

小屋周辺から稜線までの間で風に揺れているのがこちらのナナカマドです。
”大変燃えにくく、7度竃(かまど)にくべても燃え残る”ということから名付けられたという説がありますが、実際には油分が多く非常によく燃えます。
ナナカマドを材料とした木炭は火力が強く、これを作るには7日間炭焼きのかまどに入れておく必要があったため「七日かまど」。
それが詰まって、このように呼ばれるようになったという説が有力です。
名前の由来って面白いですよね。

稜線上で目立っているのがクモマナズナです。
群生して咲く姿はまるでブーケのよう。
このあと短い花期を終えると、タカネビランジ、ホウオウシャジンなどが稜線を彩るようになります。

さて、今回の花紹介はいかがでしたでしょうか。
どうやら今年は、例年より一週間程度季節が早いような気がしています。
不安定な季節となりますので、しっかりとした計画をたて、鳳凰小屋をはじめとした小屋を上手に利用して、たくさんの花を見に来てください。
皆さま方のお越しを心よりお待ちしております。
最後に鳳凰小屋のとびっきりフレッシュで可憐な花をご紹介しておきます。
学 名 :くみちゃん
特 徴 :かわいい
脚が長い
しっかり者
努力家
好きなもの :チーズケーキ
お湯
嫌いなもの :冷たい水
分布と生活環境:鳳凰小屋付近に生息
時々稜線で目撃される
早朝から活動を開始
寝るのは早め
ー 以上 ー
彼女への労い(好きなもの参照)を絶賛募集中です!!
鳳凰小屋(小池)