ヒカリゴケ鑑賞スポット
コケ好きの皆さま必見!
御座石鉱泉ルートの槍展望台付近にヒカリゴケが見られるスポットがあります。
ヒカリゴケは、ヒカリゴケ科・ヒカリゴケ属に属する一科一属一種の、小さく原始的なコケ植物。本州中部では標高1700m〜2500mの亜高山帯の針葉樹林の洞穴や岩隙倒木の根の影など、涼しくうす暗い湿った環境に生育します。環境の変化に弱く、付近の大気汚染や乾燥によって簡単に消失してしまいます…。
日本で初めてヒカリゴケが発見されたのは1910年のこと。長野県北佐久郡岩村田町の中学生が「光る土」として学校に届けたそうです。
ヒカリゴケは洞窟内のわずかな光に対して、原子体という部分から黄緑色の反射光を出すことによって光ります。ヒカリゴケ自身が発光しているわけではありません。
肉眼で見ると「わっ、ほんとに光ってる!」と感動するのですが、写真だとなかなか伝わらない…。皆さまぜひご自身の目で見てみてください。