稜線の岩場で転倒事故がありました。時間・体力とも余裕を持った登山計画をお願いします。
【稜線の岩場での転倒事故】
昨日、転倒事故がありました。
負傷者は、69歳の男性。場所は、地蔵岳から観音岳へ向かう稜線の岩場です。
下りで転倒して岩で腰を打ってしまい、何とか小屋までたどり着きましたが、打ちどころ悪く、翌日歩けなくなり、救急搬送となりました。
【余裕を持った登山計画をお願いします】
最近、小屋への到着が遅い方が多くなっています。中には暗くなる直前にへとへとになって小屋にたどり着く方もあります。
今は日が長い季節でもあり、たまたま遭難には至っていませんが、山小屋の者としましては、いつ遭難が起こってもおかしくない状況だと感じます。
今夏は暑い日が続き、いつも以上に暑さで体力を奪われます。
・水分を十分に持つ
・早朝の涼しい時間に高度を上げる
などの暑さ対策はもちろんのこと、
・きちんとした登山地図を見て、時間や体力に余裕を持った登山計画を立てていただくよう、今一度お願い申し上げます。
あおと